人とか機械とか

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スルー力が裏目に出た

Googleってもう7〜8年使ってると思うけど、I'm Feeling Luckeyってボタンを一度も押したことがなかった。というか、その7〜8年の間に一度もそのボタンの存在に興味を示さなかったということがむしろ凄い。最近ではブラウザの検索窓から直接Google検索できるし、Googleトップページを開いてもサッサと検索文字列を考えて検索ボタンを押すことしか頭になかった。

すごく強調されていても気づかない、興味を示さないものって結構ある。

電車の中吊り広告とか、ウザイTVCMとか、島田伸介とかロンドンブーツとか。明石屋さんまは許す。
むしろ強調されているほうがスルーしてしまうひねくれた性格をしている。少数派諸君わたしが外山恒一である。脳内フィルタって最強だなあと思った。
たぶん2chやニコニコ動画をよくみるから、声の大きいヤツ(強調された文字)はたいてい荒らしっていう認識があってスルーしてしまうのかも。毎晩駅前ロータリーで路上ライブしてるのにちゃんと耳傾けたこともないし、ティッシュやチラシを配ってるのは、以前めんどくさいことになったから絶対受け取らないようになったし。スルー力が裏目に出た結果か。

情報量が多いから、スルースキルが大切なわけだが、逆を言えばスルーしないスキルも表裏一体で大切なわけで。取捨選択って難しいですね。

「像」として目に映ったものを「0次情報」、「これはイス」とか「これはコップ」などという意味として認識することを「1次情報」とすると強調された荒らしコメントやレスは0次情報に留まって、1次情報にならないのである。
「音」として耳が捉えたものを「0次情報」、「人の声」とか「キーボードを叩く音」とか意味を認識することを「1次情報」とするとやたら声の大きい嫌いな人の声なんかは、1次情報にならないのである。
脳の意識領域を取り囲む、無意識のファイアーウォールでシャットアウトされるので不愉快な思いをせずに済むのである。自己防衛本能。

不感症