Windows Vistaから「バーチャルストア」という機能がある。
http://www.yoshibaworks.com/ayacy/inasoft/talk/h200611a.html
昔のソフトは、Program Filesにインストールされて、同じディレクトリに設定内容とかのiniファイルを保存していた。でも、それが今度はユーザー毎のディレクトリへリダイレクトされるらしい。
理由は、システムの管理するディレクトリに書き込むことが危険だから。確かに、unix系のディレクトリ構造は大昔からそうなっていたし、それと同じにしたいらしい。プログラムは/binとかに入り、設定ファイルは/etcに、一時ファイルは/tmp、作業ファイルは/varに入る。いわゆるFHS (Filesystem Hierarchy Standard)。
あと、レジストリアクセスもリダイレクトされるらしい。
http://www.cactus.ne.jp/pctips/archives/242
「Program Files」フォルダへの書き込みを「%LOCALAPPDATA%\VirtualStore」フォルダへ、
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE」キーへの書き込みを「HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\VirtualStore」キーへリダイレクトする
でも管理者権限で実行しているプログラムなら、Program Filesに書き込める。
なんか、ソフトウェア開発をする上で、「Vistaから変わったこと」「7から変わったこと」を詳細に解説してる本が欲しいなあ。あったほうがいいかも。
これとか
最新 Windows Vistaプログラミング徹底理解
http://www.sbcr.jp/books/products/detail.asp?sku=3700200639
いまのところ知ってるのを挙げるとこの辺りか。
- UAC (User Account Control)
- UAP (User Account Protection)
- Priority I/O
- SuperFetch
- Virtual Store
- WPF & XAML
- .NET のバージョンxxxがデフォルトで入っている。
- Windows Power Shell
- DirectX 10
- ガジェット
- なんかファイルの属性が増えた
- たしかウインドウの描画で、WM_PAINTがいらなくなったとか だったような。
- デフォルトがハイブリッドスリープ
- IEの保護モード(?)
http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/column/ro2_01_1.mspx
http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/column/tk_10_1.mspx