人とか機械とか

デジタルガジェットやコンピュータについてのブログです。

日常消費



僕は「長編ストーリー日常系」がダメだが、「オムニバス日常系」なら楽しめるのかも知れない。
ダラダラ中身の無い話なのに無駄にストーリーが長いとめんどくさくなるが、ダラダラ中身の無い話が30分キッカリで完結しオチがつくなら満足する。


ストーリーが長いということは、ウェブブラウザに例えるなら視聴者の脳内にCookieを残すことと同義である。作品の消費に脳内のリソースを必要とするわけだ。視聴者は第2話を見るとき、脳内に残っている1話のCookieをロードする必要がある。そのリソース消費がめんどくさい。視聴者の脳内リソースを全く使わせない作品のほうがより洗練された日常系と言え、脳リラックスマッサージツールとして有意義である。つまりサザえさんである。始祖にして究極。ナウく言うとキルミーベイベー。

 ゲームとかアニメのコンテキストはいくつか持っているしトレースしている。STGとかドリクラとかエウレカとか。でも、そんなにたくさんのコンテキストを取り込む気があまりない。脳内リソースに限度があるから。1シーズンに見ることのできる(ストーリーのある)アニメは2,3個が限度だと思う。

コンテキスト消費には脳内リソースを消費するので、それに値するだけの価値があるかどうか判断の壁がある。コンテキスト型コンテンツは、そういった壁を作り出す。囲い込みとも言う。逆に言うと、ローコンテキスト型コンテンツは、壁がない。ガンダムというコンテキストはすごくデカいので、トレースするのに時間がかかるしリソースをたくさん必要とする。まどかは1期しかないので、13話だから5時間くらい掛けて全部みればトレースできる。FF11は新規が入れないとか、ニコ生の大手生主は新規が見ても面白さがわからないとか、そんな話。


自分の脳内で、たくさんの文脈が複雑に影響しあって消費活動につながっているんだなあ。
SVNのRevisionHistoryみたいな。


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