人とか機械とか

デジタルガジェットやコンピュータについてのブログです。

WDKに含まれているMFCやATLでビルドしたバイナリは配布可能らしい

つまり「無料ATLMFCが使える」ということです。VisualStudio買うお金ケチってすみません。

http://blogs.msdn.com/jpwdkblog/

Japan WDK Support Blogに3月にメールした質問が、いまさら返ってきた。
もう返ってこないものだとあきらめて、フォーラムのほうで質問してみたりしてたんだけど、いまさら返ってきても・・・という感じなのだが、まあよしとする。

ちなみに、フォーラムに投稿したスレッド。
http://social.msdn.microsoft.com/Forums/ja-JP/windowsdevicedriverja/thread/b2c89a1e-034f-4ed8-b829-507ab8a114f8


以下メール本文

○○様

ご連絡ありがとうございます。

> 1)WDKにはmfcやatlが含まれて居ますが、これでビルドしたexeやdllは再配布可能でしょうか?

はい、MFCやATLなど、WDKに含まれるライブラリを使って、御社製品のexeやdllをビルドしていただけます。

上記も含め、WDKを使用してビルドした御社製品の配布に関するライセンスとその要件については、license.rtfの以下の記述を参照していただければ幸いです。
2. ADDITIONAL LICENSING REQUIREMENTS AND/OR USE RIGHTS.
a. Distributable Code. The software contains code that you are permitted to distribute in programs you develop if you comply with the terms below.
ii. Distribution Requirements. For any Distributable Code you distribute, you must
• add significant primary functionality to it in your programs;
• require distributors and external end users to agree to terms that protect it at least as much as this agreement;
• display your valid copyright notice on your programs; and
• indemnify, defend, and hold harmless Microsoft from any claims, including attorneys’ fees, related to the distribution or use of your programs.

license.rtfは熟読したつもりだったのだが・・どうやら私の英語解読力が足りなかったようだ。
なんかビルドしていいらしい。WDKのlisence.rtfを和訳してみた。っていう記事どこかにないかな。

> 2)WDK7とそれ以前でATLのバージョンが違いますが、それによってもライセンス方針が変わって来るでしょうか?

変わりません。
WDKのファイルを使用してビルドした御社製品の配布に関するライセンスは、ご使用されるWDKのバージョンのlicense.rtfをご確認ください。

> 3)WDKに入っているmfcやatlを使って、Visual Studio Express Edition など、WDK以外のコンパイラからビルドした場合はどうなるでしょうか?

上記2)の回答と同じです。

WDK7でATLがバージョン上がってたんだけど、昔のWDKの古いほうでも大丈夫らしい。
あと、べつにコンパイラはなんでもいいらしい。

でも、こういう風にも書いてあるんだけど、これはどうなんだろ。まあいいか。あくまで「推奨」であって、「必須」ではないんだろう。たぶん。

http://www.microsoft.com/japan/whdc/devtools/wdk/RelNotesW7.mspx#EOD

[2009 年 8 月] ATL のベスト プラクティス - Visual Studio リリースの使用
ATL は、ドライバー用の Windows アプレットを作成する必要のあるドライバー開発者の便宜のために WDK に含まれています。
ATL は、この範囲を越えたソフトウェア開発のために使用しないでください。Visual Studio を通して利用可能な ATL は、より完全でより最新のライブラリを提供しており、ソフトウェアと Web アプリケーションの開発用に使用される必要があります。Visual C++ Express Edition は、MSDN から無償で利用可能です。

あと、メールの続きにこんな風に書いてあったけど、じゃああのブログに載せてるメールアドレスはどんな事に使って欲しいのだろう? その説明は無かった。

なお、誠に恐れ入りますが、私どものブログは、Windows のドライバ開発者を始め、ドライバにご興味がある方へ向けて、情報を発信することを目的としております。
私どものブログに、ご質問を頂戴いたしますと、双方向でのコミュニケーションが必要となります。しかしながら、私どものブログは、そのような双方向でのコミュニケーションを目的としておらず、ご返信をご確約することができませんし、適切にサポートを行うことが困難でございます。
つきましては、私どものブログへのご質問は、ご容赦いただきたく存じ上げます。

もし、ドライバ開発に関連するご質問などがございましたら、弊社のサポート サービスをご利用いただきたく存じ上げます。

MSDN サブスクリプションのテクニカルサポート
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/dd197633.aspx
MSDNサブスクリプションをご契約いただいている場合は、ご利用いただけます。

マイクロソフト 有償サポートサービス
http://www.microsoft.com/japan/services/support/default.mspx
※ 開発をされている方は、プロフェッショナル サポートもしくは、アドバイザリー サービスをご利用いただくのがよいかと存じ上げます。

また、弊社フォーラムにて、ご相談いただく方法もあるかと存じ上げます。

Windows デバイスドライバー開発
http://social.msdn.microsoft.com/forums/ja-jp/windowsdevicedriverja/

今後ともよろしくお願いいたします。

WDK Support一同