ネットに法律が追いつかない問題って、既存の物質や概念のメタファにすれば少し解決しないかなあ。
例えば「公園モデル」のウェブサービスです。と国に登録したら法的に公園として扱われる。とか。で、もちろん公園としての機能を備えている必要がある。と。ゴミひろいのおっちゃんとか、トイレとか。あと、規定以上の機能を備えてはいけない。で、一定のAPIを備えていて、警察のパトロールがしやすくすること。たとえばニコニコ生放送なら人数が多すぎて普通は入れない放送でも、警察なら特権的に閲覧が可能にすることとか。
そういった「パトロールAPI」さえ備えていれば、あとは好きにやっていいんじゃないのかなあ。サイバー関係に詳しい京都府警とIPAが主導してAPIを策定。パブコメ募集。それで、攻防一体でウェブサービスが活動できる基盤になって、競争力強化にならないかなあ。とか思った。
世界一治安の良い国、日本は、ウェブサービスでも治安が良いですと世界にアピール。事実、jpドメインは世界で最も安全、って言われてるしそれにならう方向で。でも法律がなんか色々あって、日本にサーバ置くと制限が多すぎるみたいだよね。日本って検索サイトが置けないんじゃなかったっけ。
インターネット上で現行犯逮捕のケースってあるのかな? 生放送だったらありそうだよね、放送で殺人すれば現行犯なわけで。殺人じゃないけど、自殺(未遂)なら実際にあった。
Stickamにて自殺配信→警官配信に気付かず「かわいい子だったらすぐ病院いくけどなぁ」と不謹慎発言?
http://ichisureichi.blog67.fc2.com/blog-entry-1329.html
問題になるのはVPNとかかなあ。カギの掛かった空間に警察が入れるようにすべきかどうか。という。誰でも見られるものは公共空間だけど、VPNやカギ掛かった空間は公共空間ではなく私的空間であって、そこへ警察が立ち入るというのは、メタファにするなら裁判所の令状が必要だと思うけど。
メタファでは説明しきれないものも沢山あるわけなので、そんな簡単には解決しないだろうけど。立ち小便を摘発するか、しかないか、っていう問題とか。
ISPによる帯域規制のメタファは、自動車のスピード違反みたいなモンだよね。点数制にすればいいのかもね。
ソフトウェアは道具。メーカーは説明書をちゃんと書く必要があるし、ユーザーはその通り正しく使う必要がある。誤動作を起こしたらメーカーが悪い。フリーソフトとかって、だいたい免責してるよね。そういうソフトは、完全にユーザーの責任になる。
MSって、Windowsにバックドアなんて仕掛けてません。って表明してるよね。OSにバックドアは仕掛けなくていいと思うけど。ローカルPCとOSは私的空間だから。それをやると、脳内にまで警察が入ってきてパトロールするようなモンだと思う。少佐かと。素子かと。バックドア(パトロールAPI)しかけるのはウェブサービスだけでいいんじゃないかな。
『Windows 7』の「バックドア」に関する噂、Microsoft が否定
http://japan.internet.com/webtech/20091124/12.html