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東京電力・柏崎刈羽原発見学

GW中、友人のクルマに乗せてもらって行ってきました。


関連記事

浜岡原発見学
http://d.hatena.ne.jp/sea-show/20110502/1304347973


高速で移動中、災害派遣自衛隊トラックがいた。

新潟県は、福島の隣だし中越地震の備えで避難所がたくさんあるので、避難民を多数受け入れている。ちなみにこの柏崎市にも2000人ほどの避難民がいるそうです。複雑な気持ちですが・・。


向かう途中にある、田中角栄記念館に行ってきた。お金取るわりにはショボかった。平屋だし・・。あと、なぜか隣に「原発給付金」でできた中国的な建物があった。田中角栄の出身地である西山町が中国のどこかの都市と友好都市になってるかららしい? あと、日中国交正常化したこととかも関係してそう。


そこからもう少し走り、PR館に到着。
浜岡原発と同じく、ここも到着するまでの道端にモニタリングポストがありました。



ウェブサイトでもツイッターでも何も告知してなかったけども、バスで構内みにいけるのやってた。
http://www.tepco.co.jp/nu/kk-np/public/s_hall-j.htmlhttps://twitter.com/#!/officialtepco


やっぱり身分証明書の提示を求められた。おー。こわいこわい。前科とかあると乗れないんだろうか。



13時30分のバスだったので、それまでに別のところ行って昼飯たべてきた。12時50分くらいに、15分くらいの3Dシアターがやってたのでみてた。すこし3Dだった。たぶんXpanDだと思う。攻殻機動隊とおなじ感じのパッシブなメガネ。CGの使い方と説明の仕方が上手で、短時間でうまく説明できてる内容だなーと思った。

バスで発車する前に、東電社員(作業着)さんから福島の事故についての説明がいろいろとあった。

「言い訳がましいかもしれませんが、国の基準にのっとった高さの防波堤を作りまして合格しまして・・」って言ってた。たしかに言い訳がましいなあと思った。枝野さんとか首相とか見てると、政府は東電に責任なすりつけたいように見えるけど、東電側から言わしてもらえば公式にはそういう弁明になるんだろうけども・・、両サイドの言い分を聞いてると、やっぱり相互に責任なすりつけ合ってるような印象を受けた。裏事情はよくわからないけど、いわゆる「村」の存在とかいろんなことが絡んでいるのでしょう。



バス発車時刻ギリギリまで説明だった。でも構内は撮影禁止だった。意味ないじゃん。
Googleで航空写真まるみえなんだからいい気がするけど・・
正門には、ちゃんと警備員がいて出入り管理してる。

でも福島第二ってヒャッハーされたんだよね。ダメじゃん・・。
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011033101001021.html


以下、バスガイドさんの話など。

忙しいときには、構内にたくさんの車が走って忙しくなるので、敷地内なのに信号が3つあるらしい。いまはゴールデンウィークなので休んでるのが多いので空いてるらしい。
あの航法灯がピカピカ光ってる鉄塔(排気塔)は、原子炉やタービンの建屋の空気の排気とかをすべてあそこからやってるらしい。活性炭フィルターとか通して放射性物質が出ないようにしてるらしい。換気扇みたいなもん。あそこを塞ぐと、中の人が酸欠になるのかな。どこの原子力発電所にもある。もんじゅにもある。
ここの排気塔は、2007年の地震を受けて支柱とか強化したらしい。あと免震棟も作ったらしい。いま福島で緊急対策室があるのもその免震棟。
赤と白の、ただ立ってるだけのような鉄塔は避雷針らしい。新潟は雪が多いので、つまり摩擦が多いので電気ができるので雷が落ちる。7割は避雷針に落ちるらしい。 じゃあ残りの3割はどうなるんだよ。って思った。
建てるときに、けっこうたくさん穴を掘らないと岩盤にたどりつかなかったらしく、たくさん掘ったらしい。その掘った土を小高い山にして、そこを展望台と呼んでるらしい。たしかに見晴らしがよかった。
構内の通りには名前が付いていて、正門を入って初めの信号の交差点の左右に通ってるのが「青山通り」、1234号機の正面の通りが「米山通り」というらしい。


バスに乗る人は、毎回たくさんいた。それもそうか。
横浜ナンバーとかあった。駐車場がやけに小さくて、クルマがあふれてた。
それもそうか。


パンフレットとかたくさんあったのでもらってきた。

出力は850万キロワットくらい?で、東電の20%くらいを賄ってるんだったか。らしい。
あまり新潟を怒らせないほうがいい・・。

1つの敷地(?)の発電所での出力は世界一で、ギネスの証書も貼ってあった。福島第一の一号機の出力は46万キロワットくらいだけど、それでもテンヤワンヤしてるが、柏崎刈羽は1〜5号機は110万キロワットもある。6〜7号機は130万キロワットもある。出力が大きい=燃料が多い=発熱が多い=必要な冷却水が多い=ヤバい


どうでもいいけど、このキャラクターのデザインは、地獄のミサワ的なものを感じる・・・。



あと、説明用のパネルをいじくっていたら、どうやらFlashで作られている模様。しかもバージョンが8だった。古い。画面を3秒くらいずっと押してると右クリックメニューが出てくるぞ!


※よいこは真似しないようにしましょう



帰り道で石油記念館?みたいなところに寄った。
出雲崎?だったか。200年前くらいに石油が出たらしい。

ソフトクリーム食べたらちょっと頭が痛くなった。


PR館で説明してることはだいたい同じなので、いくつも回っても飽きてくるかも・・。展示や展望台のインパクト的には浜岡のほうが上だったけども、構内をバスで走れたのは今回のが上だった。

あとは、原子炉が東日本(北海道以外)はBWRという方式なんだけど、西日本と北海道はPWRという方式なので、もしかするとPR館の模型も違うのかも知れない。北海道旅行+泊原発 とか、軍艦島→長崎→玄海原発→広島→琵琶湖→福井の原発めぐりとか、「西日本原子力ツアー」もいいかなあとか思いました。

次は第五福竜丸展示館に行こうと思います。
http://d5f.org/top.htm