身だしなみについてはいい加減だけど、モノの選び方は一人暮らしで少し上手になった。あんまり安物買いの銭失いをしないようになった。といっても、買っただけで遊んでないゲームとか読んでない本も結構あったりするけど。昔は「景品の出ないゲーセンのゲームなんて無駄だ」と思っていた。いまはそれが逆転した。音ゲーやダライアスバーストやりまくるようになった。1クレジット200円でも。
物質の有無
二十歳より前くらいまでは、気に入ったキャラクターのグッズとかたくさん買っていた(デジキャラットとか)が、いまはもう買わなくなった。置ける場所がないというのもある。たとえばまどかマギカは作品は気に入ったがフィギュアやグッズは買う気にはならない。あと、2周観たのでもう十分だし、DVDやBDを買う気もない。あとは、頭の中でいろいろ妄想補完するのが楽しい。pricelessだし。ガチャポンくらいは買うかも安いし。とはいえ、lainのBD-BOXやカウボーイビバップのDVD-BOXは買ってたりする。
「物質が有るか無いか」はもはやどうでもよくて、それよりも「良い体験ができるかどうか」に価値を置くようになったのかも知れない。
better eXPerience.
つまり、「絶対に物質がなければならない」わけでもなく、「絶対に物質があってはならない」わけでもない。
だから次元もどうでもよくて、いまは2.5次元に住んでいるわけです。
そういえば10年前くらいに東浩紀氏の著書でそんなようなことが書いてあったような気がする。「動物化するポストモダン」だったか、「郵便的不安たち」だったかな。もはや空想のキャラクターと実在する人物(親や友達)は同じ土台にいて「キャラが立っているか否か」という価値観で判断される。みたいな話しだったような。
だから、実在しないキャラクターに着せる衣装をダウンロードコンテンツ(DLC)販売するというビジネスが成立するわけです。ドリームクラブしかり、アイドルマスターしかり。モバゲー?とかその類、しかり。
日本のRPG
小学生〜高校生くらいまではRPGで遊んだ。ドラクエは1〜5まで、FFは1〜7までを、実機で原作で遊んだ。ドラクエは3、FFは6が一番好きかなあ。時はまさに世界崩壊BGMがピッタリ。家にあるオモチャのキーボードでよくドラクエ演奏してた。
二十歳過ぎたくらいから遊ばなくなった。集中力が続かない、時間が取れない、ストーリーが覚えられない。などの理由だと思う。DSやPSPは持っているが、ほとんど起動していない。電車の中で遊ぶのはあんまり好きじゃないというか、習慣がない。その代わり、2DSTGやFPS、音ゲーを遊ぶようになった。これは短時間で遊べるし。
それに「ダラダラ時間さえかければ誰でも最強レベルのキャラクターになり、最強の武器になる」のではなく、「プレイヤー自身の能力が試される」ことに価値を感じ始めたのだと思う*1。モンハンやドラクエのようにダラダラとボタン押して誰でもできる流れ作業よりも、今やらなきゃ死ぬという緊張感を持ってボタンを押してたほうが楽しい。風来のシレンをサテラビューで遊んでた時はすごく楽しかった。
※個人の感想です
つまり、日本人の好むゲーム性よりも、アメリカンなゲーム性へと嗜好がシフトしたのだ。そして今ではXBOX360ユーザーです。
父親から教わってマージャンを覚えて、人生を感じた。短大に通うときに使ってた車が旧型のマーチで、しかもMTだったので、ずっとMT乗ってた癖がついてしまい、AT車が怖くなったほどだ。左足がヒマなんだもん。
ゲハ民ではないので、グラディウス6さえ発売されればPS3も買います。ラブプラスが出たら3DS買うかも知れない。
アニメとノベル
ギャルゲーとかのアドベンチャーゲームは、セリフを読み上げるのがゆっくりすぎる。もっとテンポよくしゃべれよって思う。ただしドリクラは飲酒プレーするのでまったりでいい。ヨッパライにとってはちょうどいいテンポ。
基本的に、小説やラノベを読む集中力がない。とりとめない雑談みたいなのを読まされるのって苦痛じゃないのかな?って思う。しかし、すごく面白くて集中し始めると休みなく読み続けて読了する。たとえば池袋ウエストゲートパークとか、子供のための哲学対話とかは初めて手にとって一気に全部読んだ。星新一ショートは短くて良い。集中力がかろうじて続く。
その点アニメであれば、1話なら25分集中してれば終わるし、映画でも90分くらいで終わる。ラクなんだよね。
まとめ
つまり、僕の個人的嗜好は日本市場においてはニッチと言える。日本市場を俯瞰するときには、個人的嗜好を排除する必要がある。モンハンやグリーや東方やガラケーに目を向ける必要がある。個人的嗜好では好きじゃないけどビジネスマンとしては目を背けられないことだろう。
*1:じゃあギャルゲーだって選択肢さえ間違えなければ誰でもハッピーエンドじゃん!と言われたら、良い質問ですねぇその通りです! 「ロジックじゃないものね、男と女は」赤城リツコさんのお言葉です。