人とか機械とか

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ワタミについて


いま話題の件について。ワタミ社員が自殺したのが労災認定、という話です。
人権保護団体にマークされたりするんだろうか。こういうのって。


無理をさせ 無理をするなと 無理を言う
なんてことわざもあったような。




結論から言うと「程度の問題」だと思う。
人間は無理しすぎると死ぬし、無理しなさすぎるとパッパラパアになる。


NHKの番組で、就職活動中の人が面接で「苦労をしたことはありますか」と聞かれて答えられなかった若者。だから、苦労させてもらいに行くっていう番組やっていた。「やってTRY!」みたいな企画。

番組タイトル:ドキュメント20min.「私に“苦労”させてください」
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20120205-21-15366




無理をさせる、強い負担を掛けるのは別にいいと思うんだよねチャレンジとして。でも負担掛けるってのはそれだけ心身を危険が及ぶわけです。リスクがあります。肉体と精神の限界に挑戦してるんだから。だからケアが必要なわけです。アスリートと同じです。ピットもピットクルーもなしにF1カーが走れないのと同じです。
たとえば毎月メンタルとフィジカルの健康診断をするとか、社員10人に1人に産業医をつけるとか、そういうのならわかります。そういったケアもなしに強い負担を掛けるのってどうなんだろ。コストが釣り合うのか知らんけど。もしくは会社側がコスト掛けなくても、セルフメディケーションのアドバイスをするとか。強い負担を掛けたら、伸びる人、変わらん人、死ぬ人がいるでしょう。死ぬ人を作らないようにケアをする覚悟があるなら社員に負担を掛けていいと思う。こいつ死にそうだな〜と思ったらその人に負担を掛けるのはやめる。それでいいだろjk(人道的に考えて)。若くて肉体も精神も余裕があるのなら、バリバリと無理をしてスキルアップとキャリアアップすれば大いに結構だと思う。でも「業務命令」との線引きってどのへんなんだろう。

能力があるのに、恐れすぎて何もしないのもニートだし。なんらかのカタチで社会へコミットする能力があるのならそれを使え。それでこそ社会人でしょう。いまの日本社会だと「労働」ってカタチのコミットでしか認められにくいですが。


うつ病が日本の三大疾患になろうというレベルなので、国が対策に乗り出すんじゃないかなあ。毎月メンタルチェックを義務付けるとか。なんか診断法とか治療法の研究は頑張ってるみたいだけど。とくにIT業界、飲食アパレル、ベンチャー企業など。ただ、ものすごい徹夜して大丈夫な人も居るので、そういう人の足を引っ張らないようにお願いしたい。クリエイティブ系とか、研究系とか、ベンチャー系とか。それとは区別しないと。SAN値チェックみたいな。そこがまた、お役所と現場、本音と建前とで、難しいところではあるんだろうけど。



いま人類での最新流行は「人権」と「民主化」、コレだね。だからその方向に進むと思う。
そのおかげ(?)か分からんけど人口が増えて食糧難だけどね。

人権を保障したら生活資源が足りなくなりそうだ。さてどうするの人類。

何しても救われないね。


SEE ALSO

リスクと向き合う:メンタルヘルス検査義務化に批判
毎日新聞 2012年05月03日 09時52分(最終更新 05月03日 11時49分)
http://mainichi.jp/select/news/20120503k0000e040143000c.html