phaさんの講演
あまり時間かけず書いた記事です。雑です。
九州大学起業家セミナー第7回「ギークハウス」プロジェクト主宰pha氏による講演まとめ
http://togetter.com/li/68476
直感的には、ニートたちの主張ってあんまりちゃんと考えたことはなくて、そんなの詭弁だろ、くだらねー屁理屈いってんな。って感じる。
でもなんか僕もけっこう遅刻してるけど、いちおうクビにならず生きてるわけで。で、あと、なんかこんな記事もそういえば書いてたし。
彼らは汚れなく美しい人間だと勘違いしているんじゃないか
http://d.hatena.ne.jp/sea-show/20100618/1276873204
僕は、己のダメなところをアングラコンテンツだろうがComicLOだろうが、なんでもいいのでそのダメなところを補って、それでも社会人としてちゃんと生きてる人間を評価したい。そして、それを評価せずに、それらコンテンツなどを廃絶しようとする人を否定したい。
たとえば、それこそ正社員であっても、コイツ仕事できねーなってヤツでもムードメーカーだったり、橋渡し役をやってたりして役に立ってるから居場所があるという人間もいる。(まあ本当に人の足引っ張ってるだけで役立ってないのもいるでしょうけど) だから、それを拡大していけば、「社会人」以外でも、社会へコミットする手段はあるのかもしれない。
「社会人」でいることは、社会へコミットする手段の一つであって、目的ではないと捕らえてみる。ホームレスに配布してもらっている新聞「BIG ISSUE」というのがある。駅前で売ってたのを見かけたことがある。300円くらい。で、その収益はホームレスにも還元されるしくみになっている。アメリカで、美声のホームレスがラジオDJに起用されたりする。
【イタすぎるセレブ達】米国で大ブレークの “美声ホームレス”、KRAFT社のCMに起用!
http://japan.techinsight.jp/2011/01/yokote2011010811170.html
優等生と落第生。
人間、ちょっとやそっと素行が良くない点があったくらいで、使い物にならないという訳でもない。まあ、田代まさし は、さすがにアウトですが・・。
ボーダーダウン
日本人は、食べ物に敏感すぎる。たとえばバナナが少し傷がついているだけで売り物にならないので、フィリピンの現地では大量のゴミになってる。
人類は、コンピュータ資源の使い方が上手になって行くのもいいんですが、人間資源の使い方も上手になっていいんじゃないでしょうか。でも、「たくさんの出来損ないたちから成果を得る」よりも、「少数のできる人間から成果を得る」ほうがラクなんだろうね。単価の安い案件たくさんやるよりも、単価の高い案件を少数じっくりやってたほうがラクだもんね。たぶん。それはそれで、筋が通った話ではある。「できそこない」側の人間にとっては死活問題だけど。社会人のロングテール化みたいな。
だから、「たくさんのできそこないから低コストで利益をひねり出す技術」があれば、たくさんのできそこないたちでも生きていける社会になるよね。それがインターネットなんだろう。100万人からインターネットで1円ずつもらえば100万円になります的な理論。
僕は幸いいまのところは、プログラムができる能力が身につき、それでお給料がもらえて暮らせている側にいるからこんなこと言ってられるし、なんか直感的には調子こいて錯覚してたりするけども、このご時世いつクビになるかわかんないし、ニート的な願望はある。だからよく考えると他人事には思えない。寝坊するし。フレックスタイム制の会社がいい。
この件については、まだ、あんまり深く考えてないです。
「社会学者」とかじゃないからよくわかんないけど。
ひろゆき氏は、よく放送に遅刻するけど、それはそれでネット放送らしさを公式みずから表現しているわけであって、それはそれでいいことだと思う。プロデューサーは、ひろゆきの遅刻も計算に入れているだろう。
日本で暮らしてて、人間資源の有効活用をするために考える事はこの2つかなあ。
・ほんの些細な失敗でまだ使えるような人間を自殺させてしまうようなことを減らし、せっかくの社会人なんだから有効利用できる仕組みを考える。STGに例えるなら「社会人には残機を3機くらい用意してほしい」みたいな。「復活パターンを構築しておく」とか。
・つかえねー出来損ないの人間をたくさん集めて、どうにかして社会にコミットできるような仕組みを考える。RPGに例えるなら、スライム10匹あつめてキングスライムにするような感じ。
どうすりゃいいんだろ