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Bootcamp用にHDDのパーティションを切る5つの方法


初めてのパソコンはMacだったんですが、もうずっとPCは自作でしか持っていませんでしたので、初めての既製品PCでなおかつ、10年ぶりのMacとなるでございました。

新型アルミMacBook(MB466J/A)を購入したのですが、素直にBootcampアシスタントの言うとおりにすればいいのにでもWindowsメインで使うと思うのでHDD外周じゃなきゃヤダヤダと思ったので色々調べた、パーティションの構成例がこれです。

  • 公式1構成
  • 公式2構成
  • 名探偵構成
  • 窓際構成
  • 欲張り構成

実践レポートはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/sea-show/20081116

Bootcampアシスタントを使った公式方法

MacはIntelになったとはいえMacなので、基本思想は「Macがメイン、Windowsがオマケ」である。購入初期状態から、Bootcampアシスタントだけを使って可能な構成は以下の通り。

公式1構成

1,Bootcampアシスタントでこのように切る
  1:HFS+(MacOSX)、空いている分。
  2:FAT32、後ろの32GB
2,WindowsのインストールCDからはこのように見えるはず
  E:パーティション1:[不明] 200MB
  F:パーティション2:[不明] 110GBくらい
  C:パーティション3:BOOTCAMP[FAT32] 32GB
  (D:CD/DVDドライブ)
3,CをFAT32でフォーマットしインストールする。
 Windowsからは、EとFにはアクセスできない。
4,MacOSXからは、デスクトップにHDDアイコンが2つ見える。
 BOOTCAMPのほうにも読み書き可能。

公式2構成

Macがメインだけど、Windowsは32GBじゃ足りないしNTFSじゃなきゃ嫌。という構成。
1,Bootcampアシスタントでこのように切る
  1:HFS+(MacOSX)、空いている分。
  2:FAT32、後ろの100GBくらい
2,WindowsのインストールCDからはこのように見えるはず
  E:パーティション1:[不明] 200MB
  F:パーティション2:[不明] 40GBくらい
  C:パーティション3:BOOTCAMP[FAT32] 100GBくらい
  (D:CD/DVDドライブ)
3,CをNTFSでフォーマットしインストールする。
  Windowsからは、EとFにはアクセスできない。
4,MacOSXからは、デスクトップにHDDアイコンが2つ見える。
  BOOTCAMPのほうは読み取りだけ可能。

ディスクユーティリティを使った方法

MacOSXのインストールCDから起動して、メニューからディスクユーティリティを選んでパーティションを切る。ここで予備知識としてWindows/MacOSXそれぞれからのHDDの見え方をまとめる。

MacOS X
  • HDD上の全パーティションが見える。(EFI領域は除く)
  • FAT32パーティションは32GBまでしか見えない。(超えるとどうなる?)
  • NTFSパーティションは読み取りしかできない。
  • HFS+パーティションは制限なく見え、読み書きアクセスでき、後ろの空き領域を分割して別パーティションにできる。
Windows XP
  • HDDの先頭に200MBの不明領域(EFI領域)が見え、ドライブレターも振られる。
  • MacOS Xのディスクユーティリティで作成した、先頭から3つまでのパーティションが見える。(EFI+最大3=最大4パーティション。)
  • 見えるパーティションのうち、最後のパーティションにしかXPをインストールできない。(Vistaの場合、見えるパーティションのどこでもインストール可能らしい。)
  • C以外のドライブレターはWindowsの「ディスクの管理」から変更可能。
名探偵構成

Windowsだけにすることも可能です。見た目はMac、頭脳はWindows、その名も(ry
1,ディスクユーティリティでこのように切る
  1:FAT32、全部
2,WindowsのインストールCDからはこのように見える
  E:パーティション1:[不明] 200MB
  C:パーティション2:[FAT32] 150GBくらい
  (D:CD/DVDドライブ)
3,CをNTFSでフォーマットしインストールする。

窓際構成

Windowsを高速なHDD外周パーティションに配置したい方向け。
1,ディスクユーティリティでこのように切る
  1:HFS+、最小サイズ(1GBらしい。実行すると896MB)
  2:HFS+、最小サイズ(1GBらしい。実行すると896MB)
  3:FAT32、好きなサイズ。
  4:HFS+、残りサイズ。
2,WindowsのインストールCDからはこのように見える
  E:パーティション1:[不明] 200MB
  F:パーティション2:[不明] 896MB
  G:パーティション3:[不明] 896MB
  C:パーティション4:[FAT32] 好きなサイズ
   未使用の領域 残りサイズ
  (D:CD/DVDドライブ)
3,CをNTFSでフォーマットしインストールする。
4,先頭の2パーティションがデッドスペースなのが気になる・・。
 もっと小さいサイズにしたいが・・。ほかのパーティション切るツールなら可能?

欲張り構成

MacとWinと、それぞれからアクセスできる32GB以下のFAT32パーティションを作るもの。iTunesのライブラリを両方から共有したりとかできるかも?32GBだけど。例としては3通りあります。詳細は上記の通りなので省略。

  1. Mac, FAT32, Win
  2. FAT32, Mac, Win
  3. FAT32, FAT32, Win, Mac ←自分はこの構成です。

その他

  • MacBook購入時、HDDは「全域がHFS+で、MacOS Xがインストールされた状態」となっている。
  • ディスクユーティリティを使う例ではそれぞれ、後ろの領域を複数のHFS+に分割すれば、複数のMacOSをインストール可能。
  • Windowsを複数入れるのは?ー>XPは1つだけ、Vistaは複数可能でXPとの共存も可能。
  • USB外付けHDD/メモリにMacOSを入れることも可能。Windowsは無理らしい。
  • 極端には、内蔵HDDの交換が手軽なので換装して使うのアリかも。
  • Windowsインストーラでパーティション切るのは良くないらしい?(普通のPCでXPとVistaを共存するとき、Vistaを後に入れないと調子悪くなるらしい。)
  • LinuxのCD/DVDで普通に起動するらしい。Knoppix
  • ほかのパーティション切るツールは?CDのLinux、Mac上のツール、Win上のツール。
  • デュアルブートOS間でのデータのやりとりは、内蔵HDDを使っても良いが、USB外付けHDD/メモリやLAN上のHDDを使ったほうが手っ取り早い面もある。